シリーズ 保護者から見た新制度⑥
シリーズ 【保護者から見た新制度】の6回目は、制度設計の「見落とし」についてです。
新制度は、介護保険制度を見本として制度設計されました。
そのため、多くの事業者が参入し、事業者間による競争から質の向上が図られ、利用者がよりよいサービスを提供する事業者を選択できるという状況を生み出すことが新制度の目的とされました。
ただ、ここで介護保険制度と比較し、見落としている大きな点があります。
それは、介護保険制度の対象である高齢者の数は今後も確実に増えていきますが、新制度の対象である子どもの数は間違いなく減っていくという点です。
介護保険制度では、国家予算の制約の問題はありますが、供給を増やしてもそれに見合う需要があるので、市場原理に基づくビジネスとして成立します。
一方で、新制度では、需要が減っていくので、競争によって質の向上が図られるというよりは、競争によって共倒れになるリスクのほうが高いのです。
現在、新制度において、待機児童解消のため、保育施設の建設が進んでいますが、
特に3歳以上の子どもの受け皿となる施設については将来供給過剰になることが見えてきています。
新制度においては、質の高いサービスを供給し続けるため、将来を見据えた施設の適正配置をどうしていくのかを今から考えていくことが重要かと思います。
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