シリーズ 保護者から見た新制度⑦(最終回)
さて、今回のシリーズも最終回になりました。
ここでもう一度「保護者から見た新制度」について考えます。
保護者から見ると、新制度は「わかりにくい」という一言につきると思います。
幼稚園も保育所も一緒の制度にし、わかりやすくするということから制度設計が始まったかと思います。
しかし、既存の制度との整合性を図る中、妥協の産物となり、結果として非常に「わかりにくい」制度になってしまいました。
保護者だけでなく、事業者や市町村の担当者も十分に理解できておらず、誰も国についていけていない状況です。
国は現場の視点を考えずに制度を変えます。国が制度を変えるたび、制度が複雑になります。
国は実態をわかっていないと思いますが、変えるたびに、事業者や市町村の事務量が増えます。
事務に追われ、本来行うべき教育・保育に向ける時間が確実に削がれていきます。
制度というものは誰から見てもわかりやすくないと使えないものだと思います。
事業者や市町村にわかりやすい制度、そして、保護者の視点から見てわかりやすい制度、そうでないとせっかくの新制度が意味をなさなくなります。
この点をもっと考えてほしいと願いつつ、今回のブログシリーズを終わります。
このシリーズを読んでいただいた皆さん、ありがとうございました。
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